野菜基礎知識

◆野菜の「科」について

植物学的分類です。いわゆる「科」ですね。

「へぇー」と思うのがトマトやジャガイモがナス科であること。ナス科は連作に弱いので注意が必要です。トマトを植えた土地に翌年またトマトを栽培するのがダメなだけでなく、ジャガイモやナス、ピーマン等もダメということになります。

分類種類
キク科レタス、ゴボウ、シュンギク
ウリ科キュウリ、カボチャ、メロン、スイカ、ニガウリ(ゴーヤ)
ナス科ナス、トマト、ピーマン、トウガラシ、シシトウ、ジャガイモ
アブラナ科ハクサイ、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、ダイコン、カブ、チンゲンサイ
バラ科イチゴ
セリ科ニンジン、ミツバ、セロリ、パセリ
アカザ科ホウレンソウ、フダンソウ、オカヒジキ
イネ科トウモロコシ
ユリ科アスパラガス、ネギ、タマネギ、ニンニク、ラッキョウ、ニラ、エシャロット
ヒルガオ科サツマイモ
シナノキ科モロヘイヤ
マメ科エダマメ、ソラマメ、ラッカセイ、エンドウ、インゲン


◆連作障害

同じ「科」の野菜を同じ場所で作り続けた時に起きる生育不良を連作障害といいます。

原因は土壌伝染性病害らしい。特定の栄養ばかりが吸収されることで土中に含まれる養分のバランスが崩れ、これを引き金に有害土壌微生物が増殖して直物の根が弱って病気感染するというものです。

化学肥料の多用も一因だとする指摘もあります。
また例えば北海道では同じ土地にジャガイモを作り続けていたりしますので、 「連作を可能にする策」はあるのでしょう。

連作障害が出にくい野菜カボチャ、サツマイモ、ダイコン、タマネギ、ニンジン、ネギ、フキ、ミョウガ、コマツナ
1年以上休んだ方がいい野菜ホウレンソウ、ミツバ、ソラマメ
2年以上休んだ方がいい野菜インゲン、キュウリ、キャベツ、ジャガイモ、レタス、ショウガ、イチゴ
3-4年以上休んだ方がいい野菜カリフラワー、トウガラシ、トマト、ナス、ピーマン、メロン
5年以上休んだ方がいい野菜エンドウ、ゴボウ、サトイモ、スイカ


◆酸性への耐性

野菜には適した酸度(pHとも言われる)があり、酸度の耐性も異なるようです。
例えばジャガイモは酸性に強いので石灰で酸度の矯正をしなくても大丈夫ですが、ホウレンソウはダメとか。
スギナが良く生える土壌は酸性が強いなどとも言われますね。

土壌の酸度はリトマス試験紙で確認出来ます。中学校の理科で使ったあれですね。
本やインターネットに「石灰を1平米当り100gを与えて酸性を中和し・・・」と言った記事があっても畑の酸度によって適量は違うはずなので、一度調べてみるのも面白いと思います。

酸性必須
[pH4.3-4.8]
ブルーベリー
酸性に強い野菜
[pH5.0-5.5]
サツマイモ、サトイモ、ジャガイモ、スイカ
酸性にやや強い野菜
[pH5.5-6.5]
カボチャ、カブ、キュウリ、ダイコン、トウモロコシ、トマト、ナス、ニンジン
酸性にやや弱い野菜
[pH6.0-6.5]
キャベツ、ニラ、ハクサイ、レタス
酸性に弱い野菜
[pH6.0-7.0]
インゲン、タマネギ、ネギ、ホウレンソウ


家庭菜園を始めた当初、ADVANTEC社を購入して自宅菜園の酸度を調べたことがあります。当時のブログに以下コメントがありましたので参考まで^^

『ブルーベリーの酸度もカバーする『UNIV』を購入しましたが、カバー範囲が広い分、精度が粗い感じがしましたね。次に購入するならブルーベリー用(PB)と野菜用(No.20)に分けようかと思っています。』


◆環境に適した野菜

「環境に適した野菜を育てる」ってあまり意識しないと思いますが重要ではないでしょうか。

特に住宅地での家庭菜園では日照時間と水はけが問題になることが多いと思います。家の前に建物があって朝夕は日が当らないとか、下が岩盤で水がなかなか染み込まないとか。

「どうしても実の締まった美味しいカボチャが作れない」と思ったら、水はけが悪いため水っぽくなっていたなんてことがあるかもしれません。

菜園の環境をチェックして、環境にあった野菜を選択する。または、環境を人為的に改良してから栽培するが、無駄が無く、良い収穫に繋がりそうです。

強い日光を好むキュウリ、スイカ、カボチャ、メロン、カブ、カリフラワー、サツマイモ、ダイコン、キャベツ、トウモロコシ、トマト、ナス、ニンジン、ハクサイ、ブロッコリー、ピーマン、トウガラシ、シシトウ、エダマメ、ソラマメ、ラッカセイ、エンドウ、インゲン
弱い日光でも育つコマツナ、サトイモ、シュンギク、ニラ、ネギ、ホウレンソウ
弱い日光を好むセリ、ミツバ、ミョウガ、フキ
多湿に弱いインゲン、カボチャ、サツマイモ、ダイコン、トマト
多湿に割と強いサトイモ、セロリ、タマネギ、フキ、ミツバ